ありがとう北海道

Battle_race2006-09-01


今日は久しぶりに晴れたなか、襟裳岬へと行きました。今日はずっと海ばかり見ていた気がします。
果てないものの例えとして海を用いる気持ちがよく分かりました。見渡すかぎり海、どこまで行っても海、当然ですが島など見当たりません。
ここで普通は、自分の苦しみなど極めてちっぽけなものなんだ、と思うものなのでしょうが、我が身を守ることでテンパってる小さな僕には今の自分の悲しみが、この海のように果てないものに思えてしまいました。『ヤラナキャイケナイ』『セメナキャイケナイ』といった、自分の中から必死で絞りだしている声が、まるでこの大海に投げ込まれる蝋燭の火のように思えました。
こんなことを考えるようではダメだと思っているうちに、だんだん色々なものがぶり返してきて、どうしようもなくなって…

今日で北海道を離れます。しかし旅はまだ三日残っています。密かに行き帰りのルートもそこそこ考えて計画している訳で、今までの旅行で通った場所、もしくは行きそびれた場所を通るようにしています。
列車の中でふと思い出しました。かつての旅行とはだいたい高一、高二の頃をさします。確かにその頃の自分よりはだいぶマシになったのかもしれない。でも、その頃の俺が今の俺を見たらどうだろう。確かにやるせない逆らえない事情はあるにせよ、傷を庇いながら生きている自分を見られることになる。
それじゃイヤなんだよ!!
過去の自分に負けたくないという、人生の大前提みたいなものはどこに行った!
確かに今の俺が頑張る意味はなくなりつつあるかもしれないけど、過去の自分に負けないためってのも立派な理由だわ。

旅はまだ終わりません。
北海道はとても良いところでした、ぜひまた来れるようにしたいです。