第60回修猷大文化祭 1日目

今年の正門

画像はフォトライフからご覧下さい。もちろん明日も追加します。
本日見た展示の紹介…

  • 3-6「CLO雪姫」

 医進クラスによる劇発表。劇のストーリーを通してクローン技術に関する問題を実に上手く訴えかけている。配布パンフレットもあり単に役者・登場人物紹介にとどまらずクローン問題について深く調べている事が伝わってくる内容。
⇒『目立つから,賞を取れるから』という理由ではなく,『クローン問題に関する問題を客に伝える最良の手段として』劇を用いているのがわかる。客に伝えたい内容がはっきりしていたし,役者の演技もGOOD。クラス展示における劇団体として,そしてクラス展示全体でみても模範的な分類に入るのではなかろうか?

  • 2-1「こんな夢を見た」

 夏目漱石の小説「夢十夜」の世界を教室内で再現。自分たちで作成した通路に話の内容をそのまま活字で貼り付け,通路を進むにつれ話を読み進められるようになっている。
⇒教室の雰囲気作りはなかなか上手で,「夢十夜」という話を表現する場としてはよく出来ている。ただ,少しクラスとしての独自性に欠ける感じで,何を伝えたかったかが見えにくい。せめて,なぜ「夢十夜」という話を選んだかの説明があればもっとよかった。

  • 3-8「環境問題のウソ!?」

 展示クラス。環境問題についてよくある「〜という物質(/現象)が悪い」という報道や偏見に対しての反論や違う観点からの意見を述べている(例えば「温暖化が本当に悪い事か?」「今の二酸化炭素削減は本当に良い働き掛けか?」といった事)。
⇒伝えたい内容はよく分かった。確かに的を射ている意見や事実もある。しかし,前もって「環境問題について『こんな事実もあるんだ』という事を伝えたかったんだ」という事をしっかりアピールしないと,視野の狭い人が見ると「環境問題対策を放っておいて良いと思っているのか」と感じてしまうかもしれない。教養にはなる内容だが,これだけにとどまらず具体的な改善策に少しでも踏み込めたら完璧な展示だったと思う。

  • 3-9「視覚い頭をマリックする」

 半定番となっている化学マジッククラス。マジックのほかに展示物(視覚刺激系?)もある。
⇒確かに展示物も含めて,視覚(感覚)を刺激するものを提供しようとしているのは伝わってくるが,マジックのうち一つが失敗する等,少し段取りの悪さが目立った。あと,マッチやアルコールランプを用いていたが,防火対策は大丈夫だったのだろうか?